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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻4号

1992年04月発行

文献概要

資料

術中迅速診断標本の検討

著者: 小畠勝己1 神原豊1 南部雅美1 沖田英樹1 竹下盛重1 菊池昌弘2 岩崎宏2

所属機関: 1福岡大学病院病理部 2福岡大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.435 - P.438

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 術中迅速診断標本は人工産物が起こりやすく,凍結および固定が標本作製上,もっとも重要な過程と思われる.そこで筆者らは凍結および固定方法を検討したので報告する.各種の凍結法を行ったが,経済性,扱いやすさ,迅速面から液体窒素がもっとも優れていた.固定液の検討では薄切後,乾燥させずに2%ポリエチレングリコール95%エタノール固定液による固定が組織構築,核クロマチン,核小体ともに優れ,パラフィン標本に劣らぬ標本であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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