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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻5号

1992年05月発行

文献概要

今月の主題 大腸疾患と検査 技術解説

Clostridium difficile毒素の迅速検査

著者: 中村信一1 神谷茂2

所属機関: 1金沢大学医学部微生物学講座 2東海大学医学部微生物学講座

ページ範囲:P.486 - P.490

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 Clostridium difficile毒素検出のためのもっとも信頼性の高い迅速検査法は細胞毒性試験である,pgレベルの毒素が検出可能であるという感度の良さ,非特異的細胞変性効果との区別が容易であることなどから本菌毒素のもっとも優れた検査法である.現在市販されているラテックス凝集反応キットは毒素を検出するものではないが,その簡便性,迅速性から本菌検出のためのスクリーニングとしては臨床上有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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