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多波長時間ゲート法光CT
著者: 篠原幸人1 川口文男2
所属機関: 1東海大学神経内科 2(株)日立製作所中央研究所
ページ範囲:P.532 - P.533
文献購入ページに移動光CTに用いられる可視から近赤外波長域の光は被検体である生体組織により,強い散乱を受ける.このため生体に入射した光は直進することができず多数回の散乱により複雑な経路を通り検出器に入射する.したがってこの透過光により得られるデータは散乱と吸収の影響を複雑に含んでおり,そこから正確な吸収量を求め,さらに画像化するにはX線CTなどとは異なる新しい画像化技術の開発が必要となる.このような技術課題の解決を目的とした方式がいくつか提案されているが実用化には至っていない2,4).
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