icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻6号

1992年06月発行

COFFEE BREAK

尖端と時代遅れ

著者: 屋形稔1

所属機関: 1東新潟病院

ページ範囲:P.612 - P.612

文献概要

 臨床検査の進歩とともにこれをめぐる研究にも医療の尖端的なものが多くみられている.これに伴ってコンピュータを利用したいわゆる情報科学も検査の分野ではかなりの比重を占めるようになった.日本人は特に応用に秀でているので検査におけるこの普及もお手のものである.これはこれで結構であるが,ただコンピュータもデータベースの進展がなければそれまでであることは周知のところであり,データベースは地道の臨床と検査の積み重ねから見つけ出し築きあげてゆかねばならない.
 どちらが主であり従であるるかは明らかな順序で,研究面でも日本人は自ら発する光よりも,光を受けて見ることのできる応用に目を奪われがちなところがあるが,心して考慮し進まなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら