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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の主題 循環生理機能検査の進歩 心電図解析

心拍変動と自律神経機能

著者: 村川裕二1 井上博2

所属機関: 1東京大学医学部第二内科学教室 2東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.623 - P.625

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心周期(RR間隔)は自律神経系の活動度に応じて特有の揺れをみせる.自律神経機能が正常であれば,安静にしていてもRR間隔は一定ではない.逆に,安静時にRR間隔の揺れが少ないことは自律神経機能の低下を意味する.この心拍変動を解析することにより,各疾患群に特有な自律神経機能異常や個々の患者の自律神経障害を明らかにすることで予後の予測や治療の指針を得ようとする試みがなされている.本稿は心拍変動解析の方法と応用についての概要を述べる.臨床検査:36:623-625,1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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