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プロバイオティクス
著者: 本田武司1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所
ページ範囲:P.662 - P.662
文献購入ページに移動腸内フローラの中には,老化や発癌にかかわると考えられる"悪玉(有害)菌"が知られる2)一方,一部のものはビタミンの合成をはじめ,腸管感染原因菌の阻止作用,胆汁酸代謝(腸肝循環),免疫賦活作用,さらには整腸作用などを発揮し,"善玉(有用)菌"としての側面を持つものも知られてきている.後者の有用菌がPBとしてヒトではLactase欠損症,C. Difficile性偽膜性腸炎,下痢症などの治療や予後に使われ,動物では成長促進などの目的で使用されている.
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