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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻7号

1992年07月発行

文献概要

研究

Gag-Env融合蛋白抗原を用いたHTLV-l抗体測定試薬"デタミナーHTLV-l抗体"の開発―基礎的性能評価

著者: 森秀治1 竹中浩子1 田原亜伊子1 三池彰1 佐藤征二1 町田容造1 福井正憲1 好田肇2

所属機関: 1協和メデックス(株) 2協和発酵工業(株)研究開発本部

ページ範囲:P.785 - P.788

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 遺伝子組み換え産物(gag-env融合蛋白質)を抗原として使用したHTLV-I抗体測定EIAキット"デタミナーHTLV-I抗体"を開発し,その基本的な性能について評価した.管理血清(高・中・低の3濃度)を試料とした場合の吸光度の同時再現性試験成績はいずれも10%以内であり,添加回収試験成績は添加回収率91~110%といずれも良好であった,また,共存物質の影響に関する試験も,回収率82~112%と,大きな影響は観察されなかった.さらに,同じEIA法であるエイテストATL (エーザイ社)と,ATL患者67検体を対象に比較したところ,98.5%の一致率を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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