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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻7号

1992年07月発行

文献概要

資料

尿細胞診検体のための前処理法―特に外注検査材料における検討

著者: 高桑妃佐子1 熊谷智子1 畠山重春1

所属機関: 1板橋中央総合病院研究所(IML)病理部

ページ範囲:P.789 - P.792

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 検査の外注化が進み,検体処理までの時間が精度上間題となっている.経時的に細胞形態の変化を明らかにし,その防止策を提案した.採尿後3時間以上放置では細胞質の赤染傾向,核の膨化,赤血球・炎疲性細胞の破壊,細菌増殖を認めたが,沈渣にサコマノ液を混和することで防止し得た.尿細胞診の外注化では,沈渣にサコマノ液を混和し,提出することが理想である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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