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雑誌詳細

文献概要

今月の主題 赤色尿 技術解説

ミオグロビン尿

著者: 川越裕也1

所属機関: 1東大阪市立中央病院

ページ範囲:P.974 - P.978

ミオグロビンの構造,その役割と代謝の概略を示し,古典的測定法と近年開発された迅速鋭敏な方法を紹介した.代謝には腎機能が大きく関与し,測定値について腎不全時にはクレアチニン値で補正を要することを示し,迅速法は抗ミオグロブリン抗体を用いるRIA法とラテックス凝集反応について詳述した.結果の判定について,異常値を示す場合を骨格筋の障害によるもの,心筋の障害によるものとその他に分けて述べ,特に最近問題になっている高脂血症治療剤による横紋筋融解症の診断,急性心筋梗塞の治療や予後の指標としてミオグロビン測定の重要性の増していることを強調した.〔臨床検査36(9):974-978,1992〕

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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