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今月の主題 赤色尿 技術解説
アルカプトン尿
著者: 大浦敏博1
所属機関: 1東北大学医学部小児科
ページ範囲:P.983 - P.986
文献購入ページに移動アルカプトン尿は,ホモゲンチジン酸酸化酵素の欠損により尿中に多量のホモゲンチジン酸が排泄される疾患である.アルカプトン尿症の診断には,日常的には定性試験でスクリーニングを行い,陽性となった尿に関して薄層クロマトグラフィーで確認するのが最も簡便である.本稿では,肉眼的定性反応,薄層クロマトグラフィーについて詳しく述べ,最後に最近報告されたHPLCを用いる方法を紹介する.〔臨床検査36(9):983-986,1992〕
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