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今月の主題 HCV 技術解説
HCV抗体―定性・定量
著者: 安田清美1 飯野四郎1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
ページ範囲:P.1091 - P.1098
文献購入ページに移動 各種HCV抗体の定性ならびに定量測定の臨床的意義を検討した.定性測定は,HCVコア領域およびNS領域両者に対する抗体である第2世代HCV抗体の測定が最も有用であり,また第2世代HCV抗体陽性例の病態の把握ならびにIFN治療の効果判定には,HCVコア抗体の定量測定が有用であると考えられた.さらに,HCV抗体測定を応用したserological groupingは,PCR法によるHCVゲノタイプにかわりうる有用な検査法であると考えられた.〔臨床検査37(10): 1091-1098, 1993〕
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