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学会だより 第39回大腸癌研究会
表面型大腸腫瘍をめぐる真摯な討論
著者: 多田正大1
所属機関: 1京都第一赤十字病院第二内科
ページ範囲:P.1110 - P.1110
文献購入ページに移動 最近,診断学の進歩にあいまって,わが国では5mm以下の微小な大腸腫瘍がたやすく発見できる環境になっている.それに伴って大腸癌や腺腫に対する私たちの考え方,診断基準についても再考しなければならなくなってきている.
このような状況の中,1993年7月17日に第39回大腸癌研究会(会長:福岡大学筑紫病院・八尾恒良教授)が,梅雨空のうすら寒い福岡市で開催された.今回取り上げられた主題テーマは,①表面型大腸腫瘍,②直腸癌に対する神経温存術式の功罪,の2つであり,いずれも世界に先駆けて,わが国で問題にされた研究テーマ・治療法である,このような話題に関する研究成果を集約して,世界に通用するものに育てたい……,というのが,常に国際的視野に立って物事を考えておられる八尾会長のねらいである.ここでは臨床検査技師諸兄にとっても他人事ではない,"表面型大腸腫瘍"をめぐる討論内容を紹介してみたい.
このような状況の中,1993年7月17日に第39回大腸癌研究会(会長:福岡大学筑紫病院・八尾恒良教授)が,梅雨空のうすら寒い福岡市で開催された.今回取り上げられた主題テーマは,①表面型大腸腫瘍,②直腸癌に対する神経温存術式の功罪,の2つであり,いずれも世界に先駆けて,わが国で問題にされた研究テーマ・治療法である,このような話題に関する研究成果を集約して,世界に通用するものに育てたい……,というのが,常に国際的視野に立って物事を考えておられる八尾会長のねらいである.ここでは臨床検査技師諸兄にとっても他人事ではない,"表面型大腸腫瘍"をめぐる討論内容を紹介してみたい.
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