icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅱ.センシング

2.機械的センシング

著者: 山越憲一1

所属機関: 1北海道大学電子科学研究所

ページ範囲:P.36 - P.43

文献購入ページに移動
はじめに―機械量センサと検体検査
 最近の高度医療の発展に伴い検体検査機器は高品質化され,多数の検体処理も可能になり,ますます自動化の方向へ推移してきている.多くの検査機器1,2)には圧力や流量,位置(変位),速度(回転数),液量(質量)など機械・力学量の検出部が備えられており,自動化には通常センサ出力を操作部(アクチュエータ)を介して目的とする標準量に一致させる技術(一般にサーボ技術)が使われる.
 表1は検知対象となる一般的な機械・力学量とそれぞれのセンサの種類・名称,応用される変換機能・原理,および検体検査機器に利用されているあるいは今後自動化技術に利用されうると思われる検査機器についてまとめたものである.ここでは,これらの中からヒ要な機械量を取りあげ,そのセンシングと主なサーボ技術のいくつかについて概述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?