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特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅲ.情報処理
1.LANとクライアント/サーバ・コンピューティング―ロボティクス時代に向けた検査部門コンピュータシステム
著者: 松崎駿二1
所属機関: 1(株)エイアンドティー
ページ範囲:P.64 - P.68
文献購入ページに移動はじめに
病院の検査部門にコンピュータシステムが導入され始めたのは,医療事務用コンピュータシステムと同様に20年以上昔,昭和40年代である.しかし,その後,導入メリットの評価が困難なこともあって,メリットの評価が容易な医療事務システムや自動分析装置などの普及とは比較にならないほど遅々とした普及経過をたどってきた.検査部門担当者の意識が低かったのももちろん一因であろうが,やはり導入に見合うだけのメリットが足りず価格が高すぎたことが普及遅延の主因であろう.また,大多数の検査部門担当者にとって,取り付き難く理解できなかったことも一因に挙げられるだろう.
さて,時代は進み,コンピュータシステム業界の当事者であるわれわれですら,あまりの激流に溺れてしまうのではと心の休まらぬ進歩と変革が,特にこの2~3年(1990~92年)に起こっている.
病院の検査部門にコンピュータシステムが導入され始めたのは,医療事務用コンピュータシステムと同様に20年以上昔,昭和40年代である.しかし,その後,導入メリットの評価が困難なこともあって,メリットの評価が容易な医療事務システムや自動分析装置などの普及とは比較にならないほど遅々とした普及経過をたどってきた.検査部門担当者の意識が低かったのももちろん一因であろうが,やはり導入に見合うだけのメリットが足りず価格が高すぎたことが普及遅延の主因であろう.また,大多数の検査部門担当者にとって,取り付き難く理解できなかったことも一因に挙げられるだろう.
さて,時代は進み,コンピュータシステム業界の当事者であるわれわれですら,あまりの激流に溺れてしまうのではと心の休まらぬ進歩と変革が,特にこの2~3年(1990~92年)に起こっている.
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