icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅳ.検体搬送システム 1. 開発のフィロソフィ

1)(株)日立製作所

著者: 高畑藤也1

所属機関: 1(株)日立製作所計測器事業部医用システム設計部

ページ範囲:P.104 - P.109

文献購入ページに移動
はじめに
 検体搬送システム(検体検査の自動化・システム化)は,近年急速に伸び注目を集めてきた分野である.当社においても1989年に生化学検査を主体にした検体搬送システムの第1号機を納入して以来,現在までに30数施設に大小さまざまな規模のシステムを納めてきた.
 しかしながら,今回検体搬送システムの"開発のフィロソフィ(philosophy)"というテーマで執筆依頼を受け,いささか困惑している.われわれメーカの検体搬送システムに対する取り組みは,最初に立派に確立したフィロソフィ(哲学)があって,それに基づいてシステム構築が行われたというよりも,例えば表1に掲げられるような検査室での顧客のニーズにいかに応えるかという観点から,各施設に合ったシステム化の計画が立案され,それに基づいてメーカが製品化を進めてきたというのが実情であると考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?