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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅳ.検体搬送システム 1. 開発のフィロソフィ

6)(株)ニッテク

著者: 若竹孝一1

所属機関: 1(株)ニッテク

ページ範囲:P.128 - P.132

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はじめに
 今を去ること10年ほど前,展示会などで,さまざまな臨床自動検査装置を見ながら,同一検体の依頼項目を,別々に検査するすべての検査装置が1つの"箱"の中に凝集し,検査員が全員その箱の外に出ることになれば,検査作業が著しく簡易化されることはもとより,購入設備費が安く,場所も取らず,ひょっとすると検査室が"自動検査販売機"のようなものになるのでは,と思ったものである.
 仮にこれが実現すると,患者は"自動検査販売機"で,検査料を先払いして検査を受け,検査結果を患者自身が受け取る.そうすることにより,目的の病(医)院では,本検査以外の検査を受けるだけでよく,検査結果に基づいて直ちに治療を受けられるし,また検査日の数日内の転院であれば,検査結果を持っているので,同じ検査を受けなくて済み,結果的に,同一検査のむだが減り,医療費が抑制される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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