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特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅳ.検体搬送システム 1. 開発のフィロソフィ
7)(株)エイアンドティー―ウルトラマルチへのアプローチ
著者: 松崎駿二1
所属機関: 1(株)エイアンドティー
ページ範囲:P.133 - P.136
文献購入ページに移動現在,臨床検査分野では,新規項目の開発やデータ信頼性の追求などの純粋な診断法の改善開発の一方で,省力化と迅速化を目的とするオートメーション・ラボの進展が著しい.
特に,ここ20年の自動分析装置の進歩は著しく日立7450などのビッグマシンを生み出したが,一方で検体のハンドリングや搬送などの面での進歩は,つい3~4年前までは高知医大にはじまる一部先進的ユーザで試みられていたのみで遅々とした進展であった."検体搬送システム"の名称で急激に市場でブームの様相を呈し始めてきたのはここ2年である.しかし,これらの検体搬送システムの中には,自社分析装置の囲い込み戦略臭の強いものや,分析装置や上位コンピュータを含めた全体運用について吟味されたシステム構築思想に欠けるものなど,明らかな問題点が見受けられる.
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