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特集 ロボティクスと臨床検査 Ⅳ.検体搬送システム 2. 導入のフィロソフィ
2)(株)ビー・エム・エル
著者: 是安俊之1 丸山昭治1
所属機関: 1(株)ビー・エム・エル総合研究所
ページ範囲:P.141 - P.144
文献購入ページに移動大規模検査センターでは,膨大な数の多種多様な検体を限られた時間内に処理しなければならず,搬送システムの導入は想像以上に困難な要素を多く含んでいる.特にわれわれの施設(ビー・エム・エル)のように一般検査から特殊検査まで幅広い検査スペクトラムを持つセンターでは,一般検査に要求される迅速性と特殊検査に要求される多様性を同時に満足することが必須要件であるため,システムの導入はきわめて困難であった.ここに紹介するビー・エム・エルの自動検体受付分配システム(通称フロンティアシステム)は独自の設計思想で上記諸問題を解決しえた,大規模検査センターでの実運用に耐える搬送システムである(1991年11月より稼動,図1).
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