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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 血液疾患をめぐる新しい検査 技術解説

造血幹細胞の同定

著者: 池淵研二1

所属機関: 1東京大学医科学研究所輸血部

ページ範囲:P.1197 - P.1202

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 造血幹細胞の有する生物学的特性である多能性,細胞周期上の位置(Go期),自己複製能を用いた同定法が,in vitroコロニー形成法,長期骨髄培養法,表面マーカー解析などで考案されている.ヒトでは幹細胞の長期骨髄再構築能をみるアッセイ系は難しく,まさに骨髄移植治療そのものであり,できるだけ近似したアッセイ系の開発が必要である.また臨床応用を考えた場合,アッセイ系の迅速さが要求されるだろう.〔臨床検査37(12):1197-1202,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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