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今月の主題 血液疾患をめぐる新しい検査 技術解説
造血細胞におけるレチノイン酸レセプターの同定
著者: 木崎昌弘1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.1203 - P.1209
文献購入ページに移動 種々の生物学的活性を有するビタミンA誘導体のレチノイン酸の作用機序は,核内に存在するレチノイン酸レセプターを介するものと考えられる.最近の分子生物学の進歩によりレチノイン酸レセプターには,RAR―α,―β,―γ,RXR―α,―β,―γ,およびそれらのアイソフォームが存在することが明らかになった.これらは互いに関連しあい多様なレチノイン酸の生理作用をもたらすものと考えられるが,それらの同定にはノーザン法やRT―PCR法によるmRNAの解析が重要である.〔臨床検査37(12):1203-1209,1993〕
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