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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻12号

1993年11月発行

文献概要

今月の主題 血液疾患をめぐる新しい検査 技術解説

造血細胞におけるレチノイン酸レセプターの同定

著者: 木崎昌弘1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.1203 - P.1209

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 種々の生物学的活性を有するビタミンA誘導体のレチノイン酸の作用機序は,核内に存在するレチノイン酸レセプターを介するものと考えられる.最近の分子生物学の進歩によりレチノイン酸レセプターには,RAR―α,―β,―γ,RXR―α,―β,―γ,およびそれらのアイソフォームが存在することが明らかになった.これらは互いに関連しあい多様なレチノイン酸の生理作用をもたらすものと考えられるが,それらの同定にはノーザン法やRT―PCR法によるmRNAの解析が重要である.〔臨床検査37(12):1203-1209,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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