文献詳細
今月の主題 血液疾患をめぐる新しい検査
病態解説
文献概要
末梢血の血球減少と末梢および骨髄における血球のさまざまな質的異常を特徴とし,その経過中に急性非リンパ性白血病に移行する頻度が高いことで知られていた一連の造血障害が骨髄異形成症候群(MDS)の名称で統一され,さらに病型分類が提唱されて以来これまでに11年が経過した.本稿では,この間に明らかにされてきた本疾患群の血液学的および疫学的特徴を概観するとともに,今後解明すべき病態について解説を加える.〔臨床検査37(12):1233-1238,1993〕
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