icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻12号

1993年11月発行

文献概要

研究

新しい簡便なアポ蛋白E表現型同定法

著者: 片岡伸久朗1 渡邊武彦1 宮内晃1 山根公則1 江草玄士1 原均1 山木戸道郎1 V.Howard2

所属機関: 1広島大学医学部第二内科 2

ページ範囲:P.1267 - P.1271

文献購入ページに移動
 リポ蛋白代謝上重要なアポ蛋白E (以下アポE)表現型の同定は従来の方法では手技が煩雑でしかも診断が困難な場合があった.筆者らはDTT・Tween-20溶液で血漿を15分間孵置するのみの前処置で等電点電気泳動とイムノブロッティング(免疫吸着法)により鮮明な泳動像を得る方法を開発した.10μlの検体量で泳動時間は2時間15分,さらにニューラミニデース処理が不要で診断は正確であることから大量検体の処理に適した方法と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?