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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻13号

1993年12月発行

文献概要

今月の主題 眼科画像検査―最近の進歩 技術解説

蛍光眼底撮影

著者: 石本一郎1 田野保雄1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1324 - P.1329

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 蛍光眼底撮影は,網膜の特質―散瞳という特に苦痛・障害のない処置を行うことにより,直接網膜血管を観察できること,血管―網膜柵が存在し,血管内に注入した色素が容易に血管外に漏出しないこと―を利用した検査法です.
 この検査法により,①網膜局所での循環動態,②網膜血管の異常,③網膜色素上皮の異常を知ることができます.本稿では,それぞれの代表疾患として網膜中心静脈閉塞症,糖尿病網膜症,中心性網脈絡膜症を例に取ってこの検査法の概略を説明しました.また,加齢性黄斑変性症を例に取り,最近導入されたICG蛍光眼底検査法についても若干触れてみました.〔臨床検査37(13):1324-1329,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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