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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻13号

1993年12月発行

文献概要

今月の主題 眼科画像検査―最近の進歩 話題

臨床EOGの標準化

著者: 三宅養三1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1359 - P.1360

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1.はじめに
 眼球には,角膜側が陽性(+)で,後極部が陰性(-)の電位があり(静止電位),この電位の発生源は主に網膜色素上皮である.眼球の両側の皮膚面上に電極を貼り眼球を左右に動かすと,角膜が近づく方が(+)となり,後極が近づく方が(-)となり,2つの電極間に電位差を生じ,これを記録したものがEOG (electro-oculography)である.
 EOGは臨床的に2つの使用目的があり,1つは網膜機能の測定であり,もう1つは眼球運動記録である.本稿では,網膜機能測定のためのEOGの国際標準化について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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