文献詳細
文献概要
今月の主題 眼科画像検査―最近の進歩 話題
臨床EOGの標準化
著者: 三宅養三1
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1359 - P.1360
文献購入ページに移動1.はじめに
眼球には,角膜側が陽性(+)で,後極部が陰性(-)の電位があり(静止電位),この電位の発生源は主に網膜色素上皮である.眼球の両側の皮膚面上に電極を貼り眼球を左右に動かすと,角膜が近づく方が(+)となり,後極が近づく方が(-)となり,2つの電極間に電位差を生じ,これを記録したものがEOG (electro-oculography)である.
EOGは臨床的に2つの使用目的があり,1つは網膜機能の測定であり,もう1つは眼球運動記録である.本稿では,網膜機能測定のためのEOGの国際標準化について述べる.
眼球には,角膜側が陽性(+)で,後極部が陰性(-)の電位があり(静止電位),この電位の発生源は主に網膜色素上皮である.眼球の両側の皮膚面上に電極を貼り眼球を左右に動かすと,角膜が近づく方が(+)となり,後極が近づく方が(-)となり,2つの電極間に電位差を生じ,これを記録したものがEOG (electro-oculography)である.
EOGは臨床的に2つの使用目的があり,1つは網膜機能の測定であり,もう1つは眼球運動記録である.本稿では,網膜機能測定のためのEOGの国際標準化について述べる.
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