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今月の主題 プリン体代謝とその異常 総説
尿酸の排泄
著者: 中村徹1 田中経雄1
所属機関: 1福井医科大学第一内科
ページ範囲:P.247 - P.251
文献購入ページに移動 尿酸の排泄は腎臓から尿中への排泄が主要部分を占め,その排泄能の指標には尿酸クリアランスが有用である.近年,尿酸の尿細管における排泄異常は"four component theory"に基づき,ピラジナミドまたはベンズブロマロン投与時の尿中尿酸排泄量(UUA)から検討されているが,われわれはUUAと分泌前再吸収率R1,分泌率Cs,および分泌後再吸収率R2との間にUUA=SUA{Ccr(1-R1)+CS}(1-R2)という関係式を設定し,痛風をはじめとする種々の病態や尿酸排泄促進剤の作用機序にいっそう詳細な検討を行っている.〔臨床検査37(3):247-251,1993〕
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