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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻3号

1993年03月発行

文献概要

今月の主題 プリン体代謝とその異常 総説

尿酸の排泄

著者: 中村徹1 田中経雄1

所属機関: 1福井医科大学第一内科

ページ範囲:P.247 - P.251

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 尿酸の排泄は腎臓から尿中への排泄が主要部分を占め,その排泄能の指標には尿酸クリアランスが有用である.近年,尿酸の尿細管における排泄異常は"four component theory"に基づき,ピラジナミドまたはベンズブロマロン投与時の尿中尿酸排泄量(UUA)から検討されているが,われわれはUUAと分泌前再吸収率R1,分泌率Cs,および分泌後再吸収率R2との間にUUA=SUA{Ccr(1-R1)+CS}(1-R2)という関係式を設定し,痛風をはじめとする種々の病態や尿酸排泄促進剤の作用機序にいっそう詳細な検討を行っている.〔臨床検査37(3):247-251,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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