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学会だより 第35回日本腎臓学会総会
新しい波,分子生物学的アプローチ
著者: 富野康日己1
所属機関: 1順天堂大学腎臓内科
ページ範囲:P.290 - P.290
文献購入ページに移動 日本腎臓学会では,1959年東京で第1回の総会が産声をあげてから本年まで年1回の総会と,1971年からスタートした東部,西部の部会が行われている.本学会は,会員数約6,000名で,解剖,生理,病理,免疫などで腎臓を専攻する基礎の研究者と,内科,小児科,泌尿器科,外科などで腎臓疾患の臨床に従事する臨床医が主体となり,看護婦,栄養士,臨床検査技師,臨床工学士などのコメディカルスタッフの参加を得て運営されている.取り扱う分野は,腎臓にかかわる基礎的研究から診断,治療に関するものまでと幅広く,ことに治療では腎不全に対する透析療法や腎移植に関するものまで含まれている.したがって,会期中に全分野を網羅して学ぶことは不可能になりつつある.
さて,昨年(1992年)は12月4~6日の3日間,第35回の総会が長澤俊彦杏林大学教授会長のもと,横浜市のパシフィコ横浜で開催された.内容は,招聘講演,特別講演のほか,教育講演6題,シンポジウム2題,ワークショップ4題,一般演題約1,000題(口演とポスターの比率はほぼ1:1)と3つのサテライトシンポジウムから成っていた.また,新しい試みとして,Plenary Lecture(24題)とPoster Discussion(22題)の場を設け,さらにポスターの展示を基礎と臨床に分けて,1つの展示場で1年間の腎臓学研究の進歩を展望できるように工夫されていた.
さて,昨年(1992年)は12月4~6日の3日間,第35回の総会が長澤俊彦杏林大学教授会長のもと,横浜市のパシフィコ横浜で開催された.内容は,招聘講演,特別講演のほか,教育講演6題,シンポジウム2題,ワークショップ4題,一般演題約1,000題(口演とポスターの比率はほぼ1:1)と3つのサテライトシンポジウムから成っていた.また,新しい試みとして,Plenary Lecture(24題)とPoster Discussion(22題)の場を設け,さらにポスターの展示を基礎と臨床に分けて,1つの展示場で1年間の腎臓学研究の進歩を展望できるように工夫されていた.
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