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今月の主題 酵素検査標準化の動向 測定法と技術的評価
ALP,γ-GTの常用基準法
著者: 山舘周恒1
所属機関: 1日本大学板橋病院臨床検査部
ページ範囲:P.519 - P.526
文献購入ページに移動ALPとγ-GTの常用基準法を実施することを想定して,実際の技術的な事項に重点を置いて述べた.酵素活性の測定体系に,日常測定法と勧告法の"橋渡し"的役割を担う常用基準法が登場したのは最近のことであり,現在,国内では常用基準法制定の過渡期と思われる.日本臨床化学会(JSCC)の酵素専門委員会では,すでに制定された勧告法の測定温度のみを30℃から37℃へ変更した方法を常用基準法とする考えを示し,合意の方向へ進んでいる.ここでは,このような動向を踏まえて,ALPのJSCC勧告法を基にしたALP常用基準法を解説した.JSCC勧告法が制定されていないγ-GTについては,国際臨床化学会(IFCC)の方法を37℃での測定として,これを仮の常用基準法と考え解説した.〔臨床検査37(5):519-526,1993〕
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