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学会だより 第9回日本産婦人科腫瘍マーカー研究会
産婦人科腫瘍マーカーの現況と新知見
著者: 鈴木正明1
所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.538 - P.538
文献購入ページに移動 第9回日本産婦人科腫瘍マーカー研究会は1993年2月12日,東京大学医学部附属病院分院産婦人科の川名尚教授を学術集会会長として開催された.本研究会は1985年から代表世話人として千葉大の高見沢裕吉教授,当番世話人として東京医大の故秋谷清教授が発起人となり設立され,毎年原則として2月に学術集会が催されることとなった.たまたま,平成元年度から研究会のさらなる発展を期してモデルチェンジをし,本研究会の会長に天神美夫先生が任命され,会員から会費を徴集する形式になった.現在の会員数は467名であり,年々増加傾向にある.また,会場を臨床的な部門と基礎的な部門の2つに分け,若手研究者の活発な討論ができるように構成されている.
腫瘍マーカーは婦人科領域においても悪性腫瘍の診断,治療効果のモニタリング,再発の早期発見などに不可欠なものになってきているが,その限界も判明しつつある.最近の本研究会におけるシンポジウムのテーマとしては,第7回が「CA125産生能をめぐる諸問題」「卵巣癌の再発をめぐる腫瘍マーカーの推移とその問題点」,第8回が「腫瘍マーカーと画像診断」であり,そして今回は「卵巣癌の初回治療時における腫瘍マーカーの推移とその問題点」を取り上げ,術後における腫瘍マーカーの意義について検討がなされた.
腫瘍マーカーは婦人科領域においても悪性腫瘍の診断,治療効果のモニタリング,再発の早期発見などに不可欠なものになってきているが,その限界も判明しつつある.最近の本研究会におけるシンポジウムのテーマとしては,第7回が「CA125産生能をめぐる諸問題」「卵巣癌の再発をめぐる腫瘍マーカーの推移とその問題点」,第8回が「腫瘍マーカーと画像診断」であり,そして今回は「卵巣癌の初回治療時における腫瘍マーカーの推移とその問題点」を取り上げ,術後における腫瘍マーカーの意義について検討がなされた.
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