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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻5号

1993年05月発行

文献概要

研究

血清逸脱酵素に及ぼす運動負荷の影響―コンパートメントモデルによる解析

著者: 東純一1 瀬戸米蔵2 大嶋好和2 丸山一伸2 徳田浩三2 小椋盛孝2

所属機関: 1大阪大学医学部第三内科 2大阪臨床薬理研究所

ページ範囲:P.551 - P.555

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運動負荷後に血清GOT (AST),LDH(LD),ALDおよびCPK活性は負荷前の約10~254倍に上昇した.GPT(ALT)およびICDは2~4倍の上昇であった.一方,OCTは負荷後に負荷前の1/2以下に低下した.ALP,アミラーゼ,LAP,ChE (CHE)およびγ-GTP(γ-GT)は変動しなかった.また,上昇した酵素のうち,ICDを除く5種の酵素をラグタイムを考慮した1―コンパートメントモデル式で解析した.その結果,モデルシュミレーションと実測値はよく一致し,運動後の血清酵素活性の推移が1-コンパートメントモデルに当てはまることが明らかとなった

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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