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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻6号

1993年06月発行

文献概要

今月の主題 甲状腺の検査 総説

甲状腺の機能

著者: 内村英正1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.583 - P.589

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甲状腺ホルモン(T3,T4)はヨードを含み,ヨード代謝と密接に関係する.生成,分泌はTSHにより調節されている.T3,T4は甲状腺濾胞内のサイログロブリン内に貯蔵され,必要に応じて分泌される.血中のホルモンは,そのほとんどは結合蛋白と結合しているが作用は遊離型が起こす.血中のT3のほとんどは末梢組織でT4の脱ヨードによって生成され,その反応は種々の状態や薬物により影響される.ホルモンの生成を抑制する物質を抗甲状腺剤と称するが甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の治療に用いられる.〔臨床検査37(6):583-589,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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