文献詳細
文献概要
今月の主題 甲状腺の検査 話題
TSHレセプター
著者: 女屋敏正1
所属機関: 1山梨医科大学第三内科
ページ範囲:P.653 - P.655
文献購入ページに移動1.はじめに
分子生物学的手法の進歩とともに当然のようにTSHレセプター(TSH・R)もクローニングされた.したがって,TSH・R遺伝子も単離され,5′-上流域の解析なども進められている1).また,同時にTSHおよびTSH・R抗体の作用部位に関する論文が多数発表されている.特にTSH・R cDNAの一部を欠損させたり,置換した変異TSH・Rを作製してその反応性を検討する方法がまず行われたが,多くの報告において必ずしも一致した結果が得られていない.
本稿では誌面も限られているので,合成ペプチドを用いた筆者らの方法でいかなる新知見が得られたかを紹介する.
分子生物学的手法の進歩とともに当然のようにTSHレセプター(TSH・R)もクローニングされた.したがって,TSH・R遺伝子も単離され,5′-上流域の解析なども進められている1).また,同時にTSHおよびTSH・R抗体の作用部位に関する論文が多数発表されている.特にTSH・R cDNAの一部を欠損させたり,置換した変異TSH・Rを作製してその反応性を検討する方法がまず行われたが,多くの報告において必ずしも一致した結果が得られていない.
本稿では誌面も限られているので,合成ペプチドを用いた筆者らの方法でいかなる新知見が得られたかを紹介する.
掲載誌情報