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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 粘膜免疫と臨床検査 粘液成分の検査

シアル酸とその分画

著者: 荒木英爾1

所属機関: 1埼玉県立衛生短期大学衛生技術学科

ページ範囲:P.752 - P.758

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 粘液に含まれるシアル酸の定量分析は,主成分であるN-アセチルノイラミン酸の測定を目的とする場合は,直接的比色法として過ヨウ素酸-レソルシノール法,間接比色法として過ヨウ素酸-チオバルビツール法が用いられる.不安定な構造を持つO-アセチルシアル酸の測定には弱酸による加水分解が必要である.シアル酸の分画測定にはシリカゲル-TLC,イオン交換-HPLC,トリメチルシリル化物のGLCやGC-MSなどが有用である.〔臨床検査37(7):752-758,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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