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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻7号

1993年07月発行

今月の主題 粘膜免疫と臨床検査

粘液成分の検査

尿中Tamm-Horsfall蛋白

著者: 芝紀代子1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科

ページ範囲:P.759 - P.764

文献概要

 Tamm-Horsfall蛋白(THP)は1950年TammとHorsfallによってウイルスの血球凝集を抑制する尿中に存在する蛋白として報告された.THPは硝子円柱の主要構成成分として知られてはいたが,40年を経た今日,妊婦尿からTHPの10倍以上の免疫抑制効果を示すウロモジュリンが見いだされ,この2つの蛋白のアミノ酸配列が同一であることから,THPの免疫抑制の作用機序および生体内での役割について再び脚光を浴びてきている.〔臨床検査37(7)1759-764,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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