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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 粘膜免疫と臨床検査 粘膜組織の検査

大腸

著者: 日比紀文12 岩男泰3 渡辺守1 土屋雅春1

所属機関: 1慶應義塾大学消化器内科 2慶應がんセンター診療部 3東京都立大塚病院内科

ページ範囲:P.775 - P.779

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 腸管は感染防御機構として特殊なリンパ装置を有し,免疫臓器として重要な役割を担っている.大腸生検組織の検討は,免疫反応の場としての病変局所の追求を可能にし,種々の感染性腸炎のみでなく原因不明の炎症性大腸疾患の病態解明の手がかりを与えることにもなる.潰瘍性大腸炎では自己抗体産生のB細胞の増加や,T細胞系の機能異常がみられる.一方,Crohn病では単球/マクロファージ系細胞の活性化が特徴であり,その機能異常が想定される.〔臨床検査37(7):775-779,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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