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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻7号

1993年07月発行

文献概要

研究

過ヨウ素酸酸化細網線維染色法による肝組織の染色

著者: 畠山重春1 川名展弘1 磯崎岳夫1 黒田清一1 松元照美1 三浦妙太2

所属機関: 1板橋中央総合病院研究所病理 2東邦大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.799 - P.802

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 過ヨウ素酸(HIO4)酸化細網線維染色法の評価を目的に肝組織について検討した.針生検を中心にした肝組織319件では,伸展不良による線維の断裂を認めた少数例を除き,後染色を施すことなく,細網線維,細胞質,核ともに明瞭で良好な染色性が示された,HIO4は過マンガン酸カリウムに比較し,酸化時間の許容範囲が広いため安定した染色性が得られるものと推測された.染色経験に左右されないため推奨できる酸化法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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