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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻8号

1993年08月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬感受性試験 技術解説

ディスク法(拡散法) 1.一濃度法

著者: 髙橋綾子1

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.834 - P.838

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感受性検査の1つである一濃度ディスク法は,Muller-Hinton寒天培地を基礎とした培地(NaCl濃度を0.8%,ペプトンの代わりにカザミノ酸を加えた)に菌を約103~104CFU/cm2になるように塗布し,薬剤含有ディスクを配置し37℃,16~18時間培養を行う.その結果,薬剤ディスクは拡散により薬剤の密度勾配を作り,MIC値より低濃度部分の菌は発育が阻止されそこに阻止円が形成される.その阻止円を測定し感受性度を(+++),(++),(+),(-)の4段階に評価する.検査に当たっては接種菌量,測定点の範囲などを十分に理解し精度管理を行っていくことが必要である.〔臨床検査37(8):834-838,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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