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文献概要
今月の主題 抗菌薬感受性試験 技術解説
ディスク法(拡散法) 1.一濃度法
著者: 髙橋綾子1
所属機関: 1群馬大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.834 - P.838
文献購入ページに移動感受性検査の1つである一濃度ディスク法は,Muller-Hinton寒天培地を基礎とした培地(NaCl濃度を0.8%,ペプトンの代わりにカザミノ酸を加えた)に菌を約103~104CFU/cm2になるように塗布し,薬剤含有ディスクを配置し37℃,16~18時間培養を行う.その結果,薬剤ディスクは拡散により薬剤の密度勾配を作り,MIC値より低濃度部分の菌は発育が阻止されそこに阻止円が形成される.その阻止円を測定し感受性度を(+++),(++),(+),(-)の4段階に評価する.検査に当たっては接種菌量,測定点の範囲などを十分に理解し精度管理を行っていくことが必要である.〔臨床検査37(8):834-838,1993〕
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