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今月の主題 抗菌薬感受性試験 話題
アミノグリコシド剤,バンコマイシンの血中濃度測定
著者: 西園寺克1
所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.900 - P.901
文献購入ページに移動1.TDMの対象となる抗生物質
therapeutic drug monitoring (TDM)の対象となる薬剤の基本的な条件として,①他に代用できる薬剤がない場合,②有効濃度域と中毒濃度域が判明している場合,③有効濃度域と中毒濃度域の差が小さい場合,④迅速な測定系が確立されている場合,が挙げられる.
抗生物質の場合,①の条件に該当するのは,新生児(未熟児)に投与するアミノグリコシド剤,MRSA感染症に投与するバンコマイシンとアミノグリコシド系のアルベカシンである.さらにアミノグリコシド剤とバンコマイシンは②~④の条件も満たしている.
therapeutic drug monitoring (TDM)の対象となる薬剤の基本的な条件として,①他に代用できる薬剤がない場合,②有効濃度域と中毒濃度域が判明している場合,③有効濃度域と中毒濃度域の差が小さい場合,④迅速な測定系が確立されている場合,が挙げられる.
抗生物質の場合,①の条件に該当するのは,新生児(未熟児)に投与するアミノグリコシド剤,MRSA感染症に投与するバンコマイシンとアミノグリコシド系のアルベカシンである.さらにアミノグリコシド剤とバンコマイシンは②~④の条件も満たしている.
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