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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻8号

1993年08月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬感受性試験 話題

アミノグリコシド剤,バンコマイシンの血中濃度測定

著者: 西園寺克1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.900 - P.901

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1.TDMの対象となる抗生物質
 therapeutic drug monitoring (TDM)の対象となる薬剤の基本的な条件として,①他に代用できる薬剤がない場合,②有効濃度域と中毒濃度域が判明している場合,③有効濃度域と中毒濃度域の差が小さい場合,④迅速な測定系が確立されている場合,が挙げられる.
 抗生物質の場合,①の条件に該当するのは,新生児(未熟児)に投与するアミノグリコシド剤,MRSA感染症に投与するバンコマイシンとアミノグリコシド系のアルベカシンである.さらにアミノグリコシド剤とバンコマイシンは②~④の条件も満たしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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