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雑誌詳細

文献概要

学会だより 第67回日本感染症学会総会

幅広い感染症専門医活動の現実と最先端の研究成果の融合を目指して

著者: 熊坂一成1

所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.908 - P.908

 風もなく肌寒い気候のために咲き続けた桜の花に代わり,柳が淡い緑に芽吹き,暖かさが戻ってきた4月15日(木)と16日(金)の両日,第67回日本感染症学会総会(会場:日本都市センター・全共連ビル)が開催された.総会長は島田馨先生(東京大学医科学研究所教授)であり,感染症学を専攻する一般会員への幅広い教育的な配慮と最新の感染症学研究の進歩を知る場を合理的に配置した企画がされていた.
 今回の総会の特徴は,学会の持つ生涯教育的な側面と会員諸氏がこの1年間研鑽を積まれた最先端の研究成果の発表の機会を,時間的にも空間的にも明確に分けて整理した運営にある.教育的企画としては,Lyme病,AIDS,Chlamydia pneumoniae肺炎,Parvovirus B-19感染症,Systemic Inflammatory Respnonse Syndrome,最近の消毒薬を6名のスピーカーが1時間半に要領よくまとめたレクチャー(司会國井乙彦帝京大教授)がその良い例である.

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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