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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻8号

1993年08月発行

文献概要

研究

炎症性消化管疾患および大腸癌における糞便中ラクトフェリンの測定

著者: 松瀬亮一1 内田壱夫1 斉藤治2 杉森清孝2 杉和憲2 大柴三郎2 冨田仁3

所属機関: 1京都医科学研究所 2大阪医科大学第二内科 3京都博愛会病院

ページ範囲:P.923 - P.926

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 消化管炎症性疾患および大腸癌,大腸ポリープを対象にして顆粒球由来のラクトフェリンを糞便中において測定した.その結果,潰瘍性大腸炎,クローン病ともに非活動期に比べて活動期では高値を示し,同一症例の経時的測定の結果からも非侵襲的に炎症状態を観察する方法として有用であると考えられた.また,大腸癌などの消化管疾患のスクリーニング法としての有用性も高いと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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