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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻9号

1993年09月発行

文献概要

今月の主題 データ処理の未来学―検査成績の報告・解析・保存 検査成績の基準値

小児の基準範囲

著者: 飯田暢子1

所属機関: 1東京都立駒込病院臨床検査科

ページ範囲:P.957 - P.965

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 小児の基準範囲設定が難しいのは,基準標本にできる健康な小児のボランティアを得にくいためと,加齢(発育,成長)により測定値が変化する成分があり,そのうえ,乳児期や思春期では発育程度の個体差により基準値のバラツキが大きいためである.難点の解消法として,基準標本を受診患児の中から選ぶ方法と,推定誤差を小さくできる基準値の統計処理法(回帰法その他)を開発した.また,他施設の値の利用法として,成人の値に対する小児の値の利用を提案した.〔臨床検査37(9):957-865,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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