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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻1号

1994年01月発行

文献概要

今月の主題 MRI MRIの臨床応用

頭頸部・縦隔

著者: 高原太郎1 中島康雄1 新美浩1 尾上正孝2 石川徹1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 2山梨県立中央病院放射線科

ページ範囲:P.39 - P.46

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 MRIはCTに比較して,放射線被曝がないことや軟部組織分解能が高いことなど種々の利点を持っている一方,撮影範囲に磁性体があると撮像不能であることや,対象の動きの影響を受けやすいことなどの欠点がある.特に頭頸部(特に喉頭,下咽頭)と縦隔は,嚥下や呼吸運動,血流などに起因するアーチファクトが出やすい部分である.アーチファクト対策としてはフローコンペンセーションやSAT (サット)パルスなどと称されている技術,息止め撮影,加算回数の増加などが効果がある.MRIの特性を理解したうえでこれらの対策を講じることが肝要である.〔臨床検査38:39-46,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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