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海外レポート
アルバニア社会主義人民共和国―(1) Tiranë大学での特別講義とSpitali Klinik Nr.1の臨床化学検査室
著者: 佐々木禎一1
所属機関: 1札幌医科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.88 - P.90
文献購入ページに移動■はじめに
わが国で中央検査部制度が導入された二十数年以上前は,海外の検査や検査室の実態についての情報はきわめて少なかった.たまたまそのころこの分野に仲間人りした筆者は,海外出張の折,多くの国々の検査室を訪問し,その実情や印象を,本誌を中心に二十数か国について50回余にわたって紹介してきた1,2).
その後すべての分野と同様に,諸外国との交流の機会も増し,このような紹介記事はあまり必要なくなったが,最近訪問することができた"アルバニア社会主義人民共和国"(以下アルバニア.その後の東欧の政変により,国名は変わったが,ここでは当時の国名を用いた)の,臨床検査,病院および医療の現況は,近隣の欧州諸国でも入手不可能な,きわめて珍しい稀有の情報と思われたので,本誌上に紹介しようと思う.
わが国で中央検査部制度が導入された二十数年以上前は,海外の検査や検査室の実態についての情報はきわめて少なかった.たまたまそのころこの分野に仲間人りした筆者は,海外出張の折,多くの国々の検査室を訪問し,その実情や印象を,本誌を中心に二十数か国について50回余にわたって紹介してきた1,2).
その後すべての分野と同様に,諸外国との交流の機会も増し,このような紹介記事はあまり必要なくなったが,最近訪問することができた"アルバニア社会主義人民共和国"(以下アルバニア.その後の東欧の政変により,国名は変わったが,ここでは当時の国名を用いた)の,臨床検査,病院および医療の現況は,近隣の欧州諸国でも入手不可能な,きわめて珍しい稀有の情報と思われたので,本誌上に紹介しようと思う.
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