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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻1号

1994年01月発行

文献概要

資料

カルシウムの酵素的測定試薬の検討

著者: 杉岡陽介1 眞重文子1 大久保滋夫1 渡辺信子1 大久保昭行1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.109 - P.113

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 血清および尿中カルシウムの酵素的測定試薬について基礎的検討を行った.本試薬は60mg/dlまで原点を通る直線性を示し,広範囲な測定域を有していた.同時および日差再現性のCVはそれぞれ0.97%以下および1.71%以下と良好であった.共存物質の影響を検討したところ,ヘモグロビン,ビリルビン,濁度,蛋白質,および各種の金属について影響は認められなかった.特に,o―クレゾールフタレインコンプレキソン法に影響があるアルブミンおよびマグネシウムも本酵素法にはまったく影響がなかった.内因性アミラーゼは,7,000IU/l (ブルースターチ国際単位)まで影響を認めなかった.カルシウムの標準的測定法である原子吸光法との相関は良好であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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