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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 ホルモンと生理活性物質 総論

5.ホルモン測定法の最前線

著者: 橋本琢磨1 西部万千子2

所属機関: 1金沢大学医学部臨床検査医学講座 2金沢大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.49 - P.57

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はじめに
 1990年代に入って以来,ホルモン測定は,少なくともルーチン検査に関しては,非放射性免疫測定法(non-isotopic immunoassay)が全盛期を迎えようとしている.すなわち,化学発光や蛍光発光を応用した高感度測定法が相次いで登場し,簡便な自動化機器の開発と相まって,急速に普及し,従来のラジオイムノアッセイ(RIA)を色あせた歴史的方法に葬り去ろうとしている感がある.
 現在,世界各国で開発され,市販されているnon-RIAの全貌を私は知らない.しかし,わが国においてさえ次に記すような多種多様のnon-RIAの機器試薬が登場してきたことから推測しても,かなりの数のものがあると思われる.私自身が性能を調べた機器試薬はその中のごく一部にすぎない.しかし,いずれも第1世代のRIAよりも高感度で,第2世代のIRMA(immunoradiometric assay)よりも精度が良かった1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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