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特集 ホルモンと生理活性物質 各論 6.副腎皮質ホルモン系
5)11-デオキシコルチコステロン
著者: 木野内喬1
所属機関: 1帝京大学医学部市原病院第3内科
ページ範囲:P.132 - P.133
文献購入ページに移動生合成・分泌・作用
1.生合成・分泌
11-デオキシコルチコステロン(11-deoxycortico-sterone; DOC)は,1938年にReichsteinによってウシの副腎から抽出されたミネラロコルチコイドの一種で,図1に示すような構造を有するステロイドである.
血中DOCは,副腎皮質の束状層におけるコルチゾール生合成過程の副産物として,ミクロソーム中の21―水酸化酵素(チトクロームP450c21)の作用で,プロゲステロンのC21位が酸化されて合成されるものと,副腎皮質球状層でレニン―アンギオテンシン系の支配下に,コルチコステロンやアルドステロンの中間代謝産物として合成されるものとに由来する.
1.生合成・分泌
11-デオキシコルチコステロン(11-deoxycortico-sterone; DOC)は,1938年にReichsteinによってウシの副腎から抽出されたミネラロコルチコイドの一種で,図1に示すような構造を有するステロイドである.
血中DOCは,副腎皮質の束状層におけるコルチゾール生合成過程の副産物として,ミクロソーム中の21―水酸化酵素(チトクロームP450c21)の作用で,プロゲステロンのC21位が酸化されて合成されるものと,副腎皮質球状層でレニン―アンギオテンシン系の支配下に,コルチコステロンやアルドステロンの中間代謝産物として合成されるものとに由来する.
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