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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 ホルモンと生理活性物質 各論 6.副腎皮質ホルモン系

5)11-デオキシコルチコステロン

著者: 木野内喬1

所属機関: 1帝京大学医学部市原病院第3内科

ページ範囲:P.132 - P.133

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生合成・分泌・作用
 1.生合成・分泌
 11-デオキシコルチコステロン(11-deoxycortico-sterone; DOC)は,1938年にReichsteinによってウシの副腎から抽出されたミネラロコルチコイドの一種で,図1に示すような構造を有するステロイドである.
 血中DOCは,副腎皮質の束状層におけるコルチゾール生合成過程の副産物として,ミクロソーム中の21―水酸化酵素(チトクロームP450c21)の作用で,プロゲステロンのC21位が酸化されて合成されるものと,副腎皮質球状層でレニン―アンギオテンシン系の支配下に,コルチコステロンやアルドステロンの中間代謝産物として合成されるものとに由来する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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