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バセドウ病自己免疫抗体のエピトープ解析
著者: 森徹1
所属機関: 1京都大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.152 - P.152
文献購入ページに移動 バセドウ病は甲状腺刺激性TSH受容体抗体(TSH―RSAb)の産生を主因とする自己免疫疾患である.1989年にTSH-Rの構造が解明されて以来,TSH-RSAbやTSHの受容体上の作用部位の検索が精力的に進められている.
TSH-Rは,764個のアミノ酸から成るG蛋白共役型の受容体で,7回膜貫通部位を持つが,大きな特徴としてLH-RやFSH-Rと同様に大きな細胞外ドメイン(アミノ酸418個)を持ち,リガンドや抗体はこの細胞外ドメインにまず作用すると思われる.さらに,そのN端近くに8個,C端寄りに50個のアミノ酸から成るTSH-R特異構造部位(LH-RやFSH-Rにない)があり,その意義が注目されている.
TSH-Rは,764個のアミノ酸から成るG蛋白共役型の受容体で,7回膜貫通部位を持つが,大きな特徴としてLH-RやFSH-Rと同様に大きな細胞外ドメイン(アミノ酸418個)を持ち,リガンドや抗体はこの細胞外ドメインにまず作用すると思われる.さらに,そのN端近くに8個,C端寄りに50個のアミノ酸から成るTSH-R特異構造部位(LH-RやFSH-Rにない)があり,その意義が注目されている.
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