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特集 ホルモンと生理活性物質 各論 11.成長因子系
6) HGF
著者: 森實敏夫1
所属機関: 1神奈川歯科大学内科
ページ範囲:P.225 - P.227
文献購入ページに移動 肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor; HGF)はラットにおいて肝部分切除後血清中に出現する成熟ラット肝細胞の増殖を促進する因子として1984年に発見された1).その後,ラット血小板から単一の蛋白として精製され2),さらにヒト3,4),ラット5)HGFのcDNAがクローニングされ全一次構造が明らかにされた.HGFは肝細胞に対する最も強力な増殖促進因子である6)とともに,さまざまな細胞に対して多彩な生物学的活性を有する.
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