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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 ホルモンと生理活性物質 各論 12.循環調節液性因子系

1)ナトリウム利尿ペプチドファミリー

著者: 菅真一1 伊藤裕1 田中一成1 中尾一和1

所属機関: 1京都大学医学部第2内科

ページ範囲:P.228 - P.232

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生合成・分泌・機能
 1984年Matsuoらによりatrial natriuretic peptide(ANP)が単離・構造決定されて以来1),血圧・体液量調節に関与する心臓ホルモンおよび神経ペプチドとしてのANPが注目されてきた.1988年には第2のナトリウム利尿ペプチドとしてbrain natriuretic pe-ptide (BNP)が2)さらに1990年には第3のナトリウム利尿ペプチドとしてC-type natriuretic peptide(CNP)が3)いずれもMatsuoらによりブタ脳から単離され,ナトリウム利尿ペプチドは異なる遺伝子に由来するナトリウム利尿ペプチドファミリーを形成することが明らかになった4)
 一方,ナトリウム利尿ペプチド受容体に関する研究も進展し,1988年のクリアランス受容体クローニングに続いて1989年には膜型グアニル酸シクラーゼそのものである2種類の受容体,ANP-A受容体(GC-A)とANP-B受容体(GC-B)がクローニングされた5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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