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特集 ホルモンと生理活性物質 各論 13.神経ペプチド系
3) PACAP
著者: 磯部和正1 竹越一博1 中井利昭1
所属機関: 1筑波大学医学専門学群臨床医学系臨床病理学
ページ範囲:P.243 - P.245
文献購入ページに移動 PACAP(pituitary adenylate cyclase-activatingpolypeptide)は,1989年にArimuraらによりヒッジ視床下部から発見されたアミノ酸38個から成る神経ペプチドである1).このペプチドは,強力なアデニレートシクラーゼの活性化作用を持ち,内分泌臓器に対しては種々のホルモン分泌促進作用,血管系に対しては拡張作用を持つことが明らかにされている.構造的に類似しているVIP(vasoactive intestinal polypep-tide)に比較して1,000倍も強力な作用が報告されていて注目を集めている.
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