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今月の主題 超音波検査―最近の進歩 体表領域
末梢血管病変の診断
著者: 石光敏行1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科
ページ範囲:P.1262 - P.1266
文献購入ページに移動 診断対象としての末梢血管病変には,血管の狭窄性病変と拡張性病変に加えて血管内血栓がある.狭窄性病変は主として動脈に生じ,成因の多くは動脈硬化性である.拡張性病変は動脈にも静脈にも生じ壁在血栓の好発部位となる.超音波法は形態的変化だけでなく血流異常も評価できるため,これら病変に対して第一に選択すべき検査手段である.近年,侵襲的手法であるが血管内超音波法が導入され,これにより動脈硬化の詳細な観察が可能になった.〔臨床検査38:1262-1266,1994〕
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